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排気量23.9ccという微妙なポジションに居る草刈り機です。どうでもいい事ですが投稿者の機械いじりの原点であり、いわゆる一里塚、メルクマール扱いしています。



現行機種のFS23、FS25、FS26は全て排気量が24.1ccなので、もしかして先見の明があったのかもしれません...?

メンテナンスしてみると分かりますが、部品構成が非常にシンプルで草刈り機はやっぱりこうじゃないとと思います。

今の層状排気エンジンは4ストエンジンと比べればまだシンプルですが、やはりこのFS24NLよりは複雑です。

ボルトはほぼT27トルクスで統一されています。例外は、グリップ固定ネジにフィリップススクリューが使われている位です。あとはコイルの固定ボルトのネジ径が若干細いですが、頭はやはりT27です。

シリンダー固定ボルトも含めて、径もピッチも長さも同じボルトです。一応シリンダーは同じボルトを使い回すようにしていますが、一緒っぽいです笑。

燃料タンクキャップは空気孔がついているタイプで傾けると漏れます。従って斜面の草刈りで使用すると物凄く疲れます。

どういうことかというと、刈払機はキックバックを防ぐために右から左へ刃先を動かします。そして斜面では上から下に刈り降ろす動作で作業すると少しは楽です。

しかしFS24NLでそのようにしようとすると、燃料タンクキャップが下を向くので燃料がダダ漏れになり危険です。

その結果、斜面刈りをするときは下から上へ草を刈り上げるというキツイ動作を強いられるということです。

斜面を刈ることが多い、林業家、果樹園管理者、藪刈り経験豊富な方がどうされているか気になります。燃料タンクキャップはほとんどの草刈り機では左に付いているからです。ブリーザプラグがついている最近の機種では考えなくてもいいですが。

草刈り機などの小型エンジン工具に必ずと言っていいほど採用されているワルボロ社のキャブレターではなく、テイケイ気化器のキャブが採用されています。

フラム類の入手はちょっと大変でした。恐らくTKキャブのなかでも型式がだいぶ古めだと思います。AmazonなんかのTKキャブ用リペアキットとは、メインダイヤフラムの形状が異なります。

投稿者はサンセイイーストアというショップで入手しました。恐らくキャブの型式を伝えれば、あのキャブレタードットコムでも入手可能でしょう。

キャブレターガスケットはワルボロ用と共用できます。そのため、ホームセンターに売られている丸山BIGMのアフターパーツが使えます。

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恐らくですが、ZAMAキャブにも使えるのではないかと存じます。

マフラー内部はがらんどうで、排気音はパンパン弾けるような元気な音がします。

キャブレタークリーナーを吹き掛け・吹き込んで放置し、歯ブラシやワイヤブラシで擦ればカーボンがごっそり取れる、掃除のしやすいマフラーとなっております。

エアクリーナーはスポンジだったようです。遠の昔にボロボロになって無くなっていたようで、極めて遺憾なことに長い間エアクリ無しで使用していました。今は果物箱の底のスポンジを切り出して装着してあります。


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隙間から粉塵が侵入しないように少し大きめに切りました。それでも時間の経過とともに縮むので定期的に交換したほうが良さそうです。まぁ床の間仕様と言う程でも無いですがコイツは出番がないので、後回しにしがちです笑。