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以前、プランジャ式動噴のオーバーホールを行いました。写真は洗浄後です。洗浄前は油虫の巣窟と言っても良いくらい汚れていました。

動力噴霧器は果樹園での農薬散布でよく用いられています。清掃は殆どされない事が多いです。

Vパッキンとプランジャの潤滑のためにグリスを、クランクシャフトメタルとベアリングの潤滑のために30番のエンジンオイルを使っているので、長年使用するとグリス、オイル、農薬と土埃が頑固に付着した状態になってしまいます。

汚れの放置具合によりますが、2サイクルエンジンのピストンのカーボン除去より手間が掛かると感じました。

ポンプ部分は写真でもお分かりの通り形状が複雑ですので、ブラシが届きにくく力も入らないです。

当初は石油を掛け流しながら洗浄してみましたが、埒が明かないのでメタルクリーンの類似品で煮込むことにしました(笑)

ポンプをブロック毎に分けて、それぞれを高濃度の洗浄液で煮込んでブラシで擦ることを数回繰り返して、ようやく見ていられる程度に綺麗になりました。

煮込むと固着していた農薬が溶け出して、体に悪そうな匂いを発します。ブラッシングすると飛沫が飛ぶので、作業時はマスクを着用した方がいいです。

ゴム類も構わず煮込みましたが、特に硬化したり崩れたりすることはなかったです。

オイルも抜き取りましたが、色は案外綺麗でした。ただ、少し泥が混じっていました。

そのため、クランクケースに灯油を入れて濯いだところ、泥水になった灯油がでてきました。

酷かったので蓋を外してパークリ洗浄しました。紙ガスケットが破れたので厚紙を切り出して用いましたが、厚紙が薄過ぎてオイルが滲むようになってしまいました。舐めないほうがいいですね。