AZ、大澤ワックス工業、ガレージ・ゼロ等のメーカーから出来合いの混合燃料が発売されていますが、最もオススメなのは丸山製作所の純正混合燃料です。
理由を説明します。

まず、丸山製作所はエンジン工具メーカーであるということです。

自社製品を実験台にして、様々な条件で過酷なテストを好きなだけ行えます。

かなりのトライアルアンドエラーを重ねてあるでしょう。

オイルは、「ケムナイト」という丸山純正品が使われていると思われます。

このオイルは、潤滑性能の高さとマフラー詰まりの少なさに定評があります。

なにしろチェンソーにも使えるオイルですから。刈払機で使用して仮に「焼き付き」が発生したとすれば、それは完全に使用者の問題と思われます。

メーカーの経験・知見・ユーザーからのフィードバックを基にして試験ができるので、各種統計情報の蓄積で、競合メーカーに追随を許さないでしょう。追随できるのは、同じエンジン工具メーカーで、純正混合燃料を出しているゼノアややまびこ位ではないでしょうか。

しかし、ゼノアややまびこでも追い付けない所があります。

それは入手性です。

丸山BIGMブランド品の取り扱いがある所には必ず陳列されており、ホームセンターでは非常によく見かけます。

ただし、リッターで700円程度します。「ケムナイト」オイルを購入して自分で混合すれば、リッター200円しません。

買う場合は1L缶にした方がいいです。4L缶だと使い切るのが大変ですので。

追記
〈丸山チェンソーの説明書には、FD級のオイルでは50:1で使えと記載されており、100:1可能という文字はどこにもありません。ケムナイトで自家混合する場合は50:1で行う方が無難でしょう。〉