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ネット等で1L入りボトルが1400円程度で売られています。

ホームセンター等で売られていることもあります。しかし、系列が同じでも店によっては販売されていないこともあります。各店舗によって販売に力を入れているメーカーが異なるからです。

やまびこ、日工タナカ、マキタなどのメーカーの内、どれか一つのオイルしか置かれていないと思います。

そのラインナップの中で、混合比50:1指定かつ最も値段が高いモノが良いオイルです。

何度でも書きますが、50:1用オイルは25:1用と比べて、同じ量の混合油を作るときに必要なオイル量が半分で済みます。さらに、カーボンの生成が少ないため、マフラーが詰まり難く、修理代も浮きます。

見かけは高いですが、実際はお得になることが多いです。

例えるなら、手間がかからないと言ってジャンクフードばかり食べた挙げ句病院通いするのと、調理の手間は掛かるけれども野菜も摂るのと、最終的にどちらが良いかということです。

さて、製造元はJXTGエネルギーです。以前の新日本石油ですね。もちろん私は権威主義ではありませんので、絶対的なオイルの性能、その中でも潤滑性能を重視して評価していきたいと思います。
FC級ですので、25:1オイルと比較してカーボンの発生がとても少ないです。

10時間笹刈刃使用でのカーボン堆積量
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刈り刃が時折止まるくらいの負荷を掛けて、不完全燃焼時間の多い作業をしてこの程度です。

説明文には、いつもの「混合比は機器によって異なります」という能書きが有りません


混合性は普通です。5~6回ポリミックスを傾けるだけでガソリンとすぐ混ざります。

使用してみると、25:1オイルと比べて、アイドリング時の金属音がほとんど聞こえなくなりました。さすがエンジン工具メーカーの純正オイルです。

問題点を挙げるとすれば、キャップの密封がされていないところですね。

店頭で陳列中に水でも混入されたら、知らずに使用して大事なエンジンが焼き付く可能性があります。

コストが上がって値上げという結果になるとしても、全体をシュリンクフィルムで覆うとか、マヨネーズやケチャップのように口にアルミフィルムをつける等した方が良いです。